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Interview技術職
| 研磨事業部

“最強の武器”がある太華工業なら、課題は難しければ難しいほど、楽しい。

“最強の武器”がある太華工業なら、課題は難しければ難しいほど、楽しい。

コツコツまじめに取り組めば、着実に昇格。
「オン・オフ」ともに「ストレスフリー」に

今回登場する長田さんが所属するステンレス研磨事業は、ステンレス板に高品質な研磨仕上げを施す部署です。
ステンレス研磨事業部は、大きく分けて二つの部署があります。一つは、ステンレスの表面を削ることで模様をつけたり、鏡のように磨き上げたりすることで意匠性をもたらす「意匠研磨」で、主にエレベーターの内装やビルのエントランスなどの建材に利用されます。もう一つは、特殊な研磨技術を用いることで、ステンレスの機能性を向上させたり、新たな機能を追加させたりする「機能研磨」で、電子部品・半導体分野などで活用されています。
現在主に「意匠研磨」を担当し、班長をしている長田さんに、この仕事を選んだ経緯や仕事の面白さについて語ってもらいました。

長田 光平 研磨事業部 製造課 班長 2019年入社(中途入社)

【取材者プロフィール】
氏名:長田 光平
所属:研磨事業部 製造課 班長
入社:2019年入社(中途入社)

入社前と入社動機

「10年以上経験した」営業職から「未経験」の製造職への転職

私は中途入社で、前職では営業をやっていました。紙のパッケージの企画・デザイン・製造・販売を手掛ける会社に15年ほど在籍しており、その間に北は北海道、南は福岡までの全国7拠点の全ての営業所を経験しました。転勤も多く忙しい毎日を過ごしていました。
ただ営業として経験を積んでいく中でも、なかなか良好な関係性を築けずに人間関係に思い悩むことが出てくると、次第に仕事に対して悩みが多くなっていきました。そんな自身の状況を上司に申し出ると、「気分転換に製造現場で働いてみては?」と、自社工場での勤務を勧められました。
製造業の経験がなかったので、最初は心配もありましたが、実際にやってみると、モノづくりの面白さやコツコツ作業を積み重ねる達成感が意外と自分の性に合っていました。できれば、このまま製造の仕事をその会社で続けていきたいと思いましたが、会社としては「営業にいつか戻ってほしい」という意向があったため、しばらくすると営業職に戻ることになりました。
営業部に戻ったあと、できる限りの努力は試みたものの、なかなか成果が出ない日々が続き、「やはり製造の仕事ができる会社に行きたい」と転職を考えました。

現在の仕事内容

主な仕事内容

私が所属する研磨事業部 製造課のある南陽工場では、ステンレスの母材加工から研磨まで一貫した管理・製造を行っています。
その中で私の班では、協力会社によって成型されたステンレスの天面、パネル関係の研磨を担当しています。具体的な作業としては、機械を使ってステンレスの表面にシックな高級感を演出するための艶消し研磨加工や、華やかな高級感を演出する輝きをもたらす研磨加工などを施しています。

班長の役割について

現在、班長として班内の若いメンバーの指導を担っています。今年4名、新人メンバーが入ってきたのですが、息子と同じくらいの年齢なので、一緒に仕事をしていてジェネレーションギャップを感じることもたまにあります(笑)。
ただ彼らからは「成長したい!」「仕事を覚えたい!」という意欲はとても感じるので、彼らが困った時に遠慮することなく私を頼ってくれるように、こちらからコミュニケーションをとるようにしています。コミュニケーションをとるという意味では、前職の営業経験が多少は活かせているかもしれません。ただ仕事の手順を教えるのはそう難しくはありませんが、年齢や価値観のギャップはすぐには埋められるとは思っていませんので、今は彼らの声に寄り添いながら、ゆっくり時間をかけて信頼関係を築いていければと思っています。

この仕事の面白さや、やりがい

「実はあんなものに使われていたの?!」と後になって驚く

太華工業で手掛けるステンレスは、都心の有名な商業施設、駅のモニュメント、コンビニのコーヒーマシンやスーパーの惣菜の陳列棚、スマートフォンの最新モデルなど、さまざまな分野で活用されています。
ただ私たちが日々磨いているのはステンレスの板なので、正直な話をすると、「このステンレスがどんな最終製品になるのか?」を毎日意識することはありません。納品してしばらくたってから「あのステンレスは、〇〇(社外秘)に使われていた」なんて話を聞いて驚くこともあるくらいです。珍しい発注の場合には営業担当に確認することもありますが、基本的には日々の作業に集中しています。

仲間と「一体感」を持って目標に向っていく楽しさ

この仕事でやりがいを感じるのは、チームで目標を達成したときです。工場内には月の生産目標と進行状況を全員が見えるところに掲示して、目標意識を持って日々の作業に取り組んでいます。目の前の作業に集中するだけでなく、目標の数字を可視化することで全員の意識が高まり、チームとしての一体感が生まれてきたと思います。
私は小学校でソフトボール、中学で軟式野球、高校も他の球技をやるなど、ずっとスポーツをやっていました。ずっとチームで団結して勝利や目標達成を目指すということをしてきたせいもあってか、個人プレーよりもチームプレーの方が、喜びや達成感を得られるのかもしれません。
私個人としては、最近は新人メンバーが徐々に作業に慣れてきて、作業効率も上がり、班全体のパフォーマンスも上がってきたように感じます。こういった達成感と共に仲間の成長を実感できるのも、チームプレーの面白さだと思います。

今まで辛かったことや
苦労したことなど

正直、今のところは思い当たりません(笑)

ウソみたいに思われるかもしれませんが、これまで良い上司や先輩に恵まれながら、ここまで順風満帆に来ることができたので、入社してからの辛さや苦労は思い浮かばないんです。前職の営業で苦労したからというのもありますが、「製造の仕事をしたい」という思いがあったので、入社当初から前向きに仕事に取り組めました。
実際に今の仕事を気に入っていますし、今は班長という役割も得て、後輩を育てるやりがいも増えました。またこの転職を機に、父親の故郷である山口に初めて来ましたが、思いのほか会社の雰囲気が良く、社内のメンバーともすぐに打ち解けることができたので、とても居心地がよいというのもあるのかもしれません。
今では前職よりもプライベートの時間も増えて家族と過ごす時間が多くなり、いいことづくめで、本当にネガティブなことが思い当たりません。

社内の雰囲気

新卒でも中途でも、すぐになじめるアットホームさ

全体的にアットホームな雰囲気が気に入っています。社内イベントがとても活発で、社員同士の交流がとても多いことも、以前いた会社にはないことで新鮮でした。たとえば社内における業務改善への取り組みやその発表会があったり、社員旅行や、家族も連れて参加できるレクリエーションがあったり。今はないのですが、工場内を社員全員で走るというユニークなマラソン大会もありました(笑)。
前職では、全国に拠点があるような企業ではありましたが、このように社員同士が交流するイベントはほぼなかったので、すごく新鮮でした。他の拠点のメンバー同士が久々に集まっても、仲良くコミュニケーションが取れるのは、太華工業ならではの雰囲気かなと思います。
そしてそんな取り組みの数々が、社員たちの一体感やチームワークを生み、会社全体の信頼感を作りだしているのかもしれないとも思いました。新卒・中途に関係なく、すぐに周囲となじめる環境が用意されていると思います。

夜勤がはじめてで心配な方へ

南陽工場では、隔週交代(日勤5日、夜勤5日の繰り返し)での夜勤があります。私も夜勤で働くのは初めてだったので、最初は多少の不安もありましたが、体がリズムに慣れていけば寝不足などを感じることもなくなりました。夜勤に関しては、正直、やってみないことには何とも言えないかもしれませんが、年齢はそんなに関係ないかなとは思います。実際に私の年齢でも、無理なく働けていますよ(笑)。

<夜勤週のリカバリーについて>
参考までに、私が夜勤週から日勤週へ切り替えする際に習慣としているルーティーンをご紹介します。夜勤週の金曜日の勤務を終えるのは、土曜日の朝です。その日は15時頃までしっかり睡眠をとり、就寝時間もいつもより早めにします。日曜日は朝いつもの時間に起床して、日勤週に備えるという感じです。
若い方はここまでしなくても良いかもしれませんが、私はこの方法で無理なく日勤・夜勤の切り替えができています。

今後の目標や成し遂げたいこと

今後も自分のペースでステップアップしていきたい

通常の企業では、上のポストにいる人が抜けないと、下にいる人たちはキャリアアップのチャンスを得られないということが多いと思います。前職では、休日もゆっくりできる時間もないくらい追われていたにもかかわらず、なかなかポストを得るチャンスがありませんでした。
しかし今では、日々の仕事を真面目にコツコツ積み重ねていけば、その姿勢をきちんと評価してもらえます。ポストも昇給も自分次第なので、無理しすぎることなくキャリアアップを目指すことができます。
なので、チームのために、そして自分のために日々の仕事に取り組みながら、今後もさらなるキャリアアップを目指していきたいですね。

これから入社を希望する方へ

まずは「モチベーション」があればOK

ステンレスの知識や機械の操作方法などは、入社後にイチから学ぶことができるので、経験は全く不要です。私をはじめ、先輩や上司が責任を持って指導・教育していくので全く心配はありません。ただ「やる気」だけは本人の意思のみです。入社してきた方々のモチベーションを、私たちがあげることはできないので、「やる気」だけは持ってきてほしいですね。
ステンレスの研磨作業には繊細な作業もあるので、もしかしたら向き不向きはあるかもしれません。特別手先が器用じゃなくてはいけないということもありませんし、繰り返し練習をすれば、「うまくなってきた」「感覚がつかめてきた」という達成感もありますし、ハマる人には面白い仕事だと思います。
軽度な力仕事も多少はありますが、持ち方やバランスの取り方などのコツをしっかり教えていきますので、心配はありません。アットホームな雰囲気で、チームで和気あいあいと働きたいという方、機械を使った仕事に興味がある、やってみたいという方であれば、きっとすぐに居心地の良さを感じていただける会社だと思います。