Interview営業職
| コイルセンター事業部
“最強の武器”がある太華工業なら、課題は難しければ難しいほど、楽しい。
“最強の武器”がある太華工業なら、課題は難しければ難しいほど、楽しい。
お客様の課題に向き合う楽しさと
それを実現できる可能性が太華工業にはある
当社の営業は、顧客が抱える事業課題をステンレスとその研磨技術によって解決へと導く「お悩み解決専門のエキスパート」です。ステンレスに特化した研磨メーカーとして、業界屈指の品揃えと国内トップクラスを誇る切板技術で、これまでも多くの企業の事業課題を解決してきました。
今回登場する金田は、顧客からの発注に基づいてステンレス鋼板を加工し、期日通りに納品する「コイルセンター」の営業として活躍するメンバーです。豊富な品揃えと研磨技術という強みを武器に、日々課題と向き合う金田に当社の営業について語ってもらいました。

【取材者プロフィール】
氏名:金田 海斗
所属:コイルセンター事業部 営業課
入社:2023年入社
入社前と入社動機
もっと楽しく、自由に営業ができる環境を求めて転職

前職では個人宅への訪問営業をしていましたが、とにかく売上ノルマへのプレッシャーが厳しく、日頃から精神的なストレスを感じていました。常に数字に追われる環境もあってか、社内での人間関係もぎくしゃくしていて、今後長く続けていくのは難しいと感じて、精神的にも時間的にも余裕を持てる働き方を求めて転職を考えました。太華工業との出会いはハローワークでの面接会でした。担当者の方から会社の説明を受けた時に、メリットのみならず、正直にデメリットも説明していただいたことが大変印象も良く、この人と一緒に働きたいと、率直に思いました。ステンレスに関しては知識も経験もありませんでしたが、転職活動中にステンレスを扱う企業に出会っていたこともあり、その汎用性に少し興味を持ち始めていた頃だったので、タイミングも良かったと思います。
現在の仕事内容

私の主なミッション
当社の「機能研磨事業」「意匠研磨事業」「コイルセンター事業」の3つの主要事業のうち、私は「コイルセンター事業部」で営業を担当しています。
コイルセンターとは、ステンレスを薄く延ばして巨大なロール状に巻いた「コイル」と、そのコイルを切断加工できる機械や設備を備えた工場をいいます。
当社のコイルセンター営業の主なミッションは、顧客のご要望をお伺いし、必要なサイズと数量、その用途に合わせて切断加工したステンレス鋼板を決められた納期通りに顧客へ供給することです。顧客との強固な信頼関係を築きながら、ステンレス鋼板の切断・加工を行う自社工場のスタッフとも綿密な連携を行っていくことが重要な業務となります。
営業スタイルについて
営業スタイルとしては「顧客が必要な時に、その時の要望に合ったステンレス鋼板を、必要な分だけ用意する」というルート営業に近い形態です。必要な時や困った時に「太華工業の金田に連絡しよう」と思っていただけるよう、定期的な電話やメール、訪問を通じて情報交換を行いながら、顧客との信頼関係を深めています。
具体的な活動としては、週に3日は取引先へ伺い、パンフレットなどの資料を使って商品案内や業界の情報提供を日々行いながら、ニーズを探っています。顧客との他愛のない会話からでも業界の動向や経済の流れを知ることができ、商品知識も深まるなど、その全てが自身のスキル向上にもつながっています。
前職では、一般のご家庭に決まったサービスを販売する営業を担当しており、営業方法もある程度マニュアル化されていました。さらに厳格なノルマもあったため、頻繁に契約を獲得することができていました。ただし「契約を獲得すること」に重点を置きすぎており、営業としての成長を実感しにくい環境でした。
現在は前職ほど契約数は多くありませんし、その分収入も若干減少したかもしれません。しかし、日々知識を吸収でき、また自分への信頼から契約を獲得できるという達成感や喜びも得られるため、以前よりも充実した時間を過ごしています。
今年で入社3年目になり、徐々にステンレスの知識も身に付いてきた現在では、新たなチャレンジとして新規開拓もスタートしました。太華工業はステンレス業界では知名度のある企業のため、話を聞いていただけることが多く、新規開拓といってもそれほどハードルは高く感じません。自分がどこまで業務の領域を広げられるか期待しています。
この仕事の面白さや、やりがい
試行錯誤の後にたどり着いた先の「達成感」が嬉しい
たとえば、お客様からの要望を受けて、一度自分で考えて提示した提案内容が、そのままお客様に受け入れられて契約が取れることは、もちろん嬉しいことです。ただそれよりも、私がもっと面白さややりがいを感じるのは、その提案に対して「NO」や「課題や改善点」が出た時なんです。「どうすれば、今の課題を解決できるのか?」と試行錯誤していくプロセスが、自分にとってはワクワクする瞬間ですね。
自分でさらなる情報を集めて、提案やスケジュールを練り直すことはもちろん、先輩や上司、時には工場のメンバーたちの力を借りて、無事に製品が納品できた時の達成感はひとしおです。
またこの仕事は「売って終わり」ではなく、その後もアフターフォローが必要なんです。それは同時に、自分が関わったことによって、お客様がどのように豊かになったのか、そして、さらに豊かになっていただくには何をし続けていけばいいのかを、継続的にサポートしていけるということです。
国内でも屈指のレベルを誇るステンレス鋼板の品揃えと、自社工場スタッフによる国内トップレベルの研磨技術。そんな大きな武器を持つ当社の営業は、お客様にも自信を持って向き合えるからこそ、この難しい課題解決のプロセスや、アフターフォローも楽しみながら取り組めるのかもしれません。
「旅行好き」や「グルメな人」には楽しい環境も
私が担当している四国・中国エリアのお客様は遠方の取引先も多いので、基本的に毎週火曜日から木曜日までは二泊三日の出張をしています。関西出身で、今回の転職で初めてこのエリアに来た私にとっては、毎週の出張も楽しみの一つになっています。
たとえば、実際に行かなければ分からないような隠れた名所や、初めて出会う方言など、出張に行くたびに新たな発見があります。また美味しい海鮮や地元ならではのグルメ、お酒なども仕事終わりの楽しみの一つです。出張の行き先が決まったら、訪問先の近くに一人でも楽しめるカウンター席のある店がないか下調べをするのが私のルーティーンになっています(笑)。
フットワークが軽く、旅行や食べることが好きな方にとっては、仕事をしながらもいろいろな場所に行けるこの環境は結構魅力的なんじゃないかなと思います。


成長を感じる部分
「ワンランク上」のスキル・マナーが身に付く

前職では一般家庭への営業で、会話内容も日常会話がベースとなっていたので、親しみを感じさせるフランクな営業スタイルでした。そこから打って変わって今は法人営業で、営業相手は役職以上の方も多くいらっしゃいます。高級なお店での会食もあるので、通常のビジネスマナーだけでなく、接遇マナーを身につける必要がありました。
最初は戸惑うこともありましたが、上司や先輩から、会食マナーやお酒のマナー、良い印象を与える服装のマナー、雰囲気を和ませる会話術など、必要なマナーや振る舞い方を学ぶことができました。今では不安なく会食を楽しめるようにもなりましたし、何より自分が営業としてレベルアップしたように感じられます。
営業方法やビジネスマナーは一般企業でも教わるかもしれませんが、意外とこういったマナーは改めて教えてもらえる機会は少ないと思うので、ありがたいなと思っています。それと、会社の費用で普段自分が行かないようなお店で美味しい食事ができるのもひそかな楽しみだったりもします(笑)。
社内の雰囲気

気さくに相談ができるアットホームな営業組織
厳格なノルマや目標設定がないこともあり、営業同士の関係も良好です。私は部署内で最も若手の社員ですが、過剰な上下関係は一切なく、年齢や経験年数に関係なく、フラットなコミュニケーションを取ることができます。
頻繁ではありませんが、インフォーマルな食事会なども開催されるため、中途入社でもすぐに社内の輪に入ることができました。
特に直属の上司である原田部長は、入社当初から親身に指導してくれています。話しやすい雰囲気を作ってくれるため、休憩時間に仕事の悩みや相談事はもちろん、家族の話や趣味の話まで気軽にできる関係性を築けており、非常に感謝しています。
工場との強い連携が、現場の課題を解決へと導く
この仕事では工場の協力が不可欠なので、製造課のメンバーたちとの関係性も重要になります。当社では勤務開始時間前に全社員でストレッチ体操をする時間があるのですが、私はその開始時間の少し前に出社して、工場のスタッフの方々とのコミュニケーションを取るようにしています。工場の皆さんは優しくて真面目な性格の人が多いので、気持ちよく仕事ができますし、自分が困った時やピンチの時に助けてくれる存在でもあります。
以前、長くお付き合いしている大切なお客様から緊急の依頼が入りました。その時はお盆休み直前で、すでに工場も逼迫状態。発注から納品までのスケジュールもかなりタイトでしたが、どうにかご要望通りにならないかと、上司や工場のみなさんの知恵や協力を借りて奔走しました。正直、納品されるまでは気が気ではありませんでしたが、何とか期日までに納品することができました。
太華工業では、もし1人で解決できない問題や課題が起きても、営業と製造がサポートし合える良好な関係を築けています。この関係性の良さも、営業をする上では私にとって大きな強みとなっています。
今後の目標や成し遂げたいこと
ステンレスの可能性を、信頼と挑戦で切り拓く
当社が現在提供できる基本的なサービスとしては、ステンレス鋼板の「カット」と「研磨」までとなっています。さらにステンレスの価格は需給バランスによって変動するため、将来的に安定して利益を確保できるような商品やサービスの必要性があると感じています。
私自身、入社2年目まではお客様のニーズに合わせた商品をご用意するという若干受け身の営業スタイルでしたが、今後は顧客の新規開拓はもちろん、新製品の開発などにもチャレンジできたらと思います。たとえば、ステンレスのスペシャリストである当社が養豚資材のスペシャリスト企業とコラボして生まれた「ステンレスすのこ」のように、地場の加工会社と協力して新しい商材を開発し、自分自身で扱える商品を増やしていきたいという目標があります。
お客様と時間をかけて信頼を構築し、タイムリーに情報をキャッチしている私たちだからこそ、お客様や市場のニーズに合った新しい商品を開発していくことも可能だと思います。そして社内には、そのアイデアを実現してくれる経験や知識が豊富な仲間たちがいるので、あとは前線にいる自分次第だと思っています。
新商品の開発を目指して、今すでにお付き合いのあるお客様との信頼を深めていくのはもちろん、新たな取引先や協力会社の発掘にさらに力を入れながら、もっとステンレスの知識を深めて成長していきたいですね。

