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ステンレスとは?②鉄とクロムとの出会い、ステンレスの誕生

「鉄にある特定の元素を添加すると錆びにくくなるのですが、その元素とは何でしょうか。」

 

前回コラムの最後に出した問題ですが、みなさん正解は分かりましたか?

正解は・・・クロム(Cr)です!

 

クイズとしてはちょっと簡単だったかもしれませんね。

 

さて、そのクロムは1700年代末に発見されました。

しかしそこからステンレスが誕生するまでにはなんと100年以上の歳月が必要でした。

 

鉄にクロムを添加すると、どうやら耐食性が向上するらしいということは1800年代初期には知られるようになりました。

しかし当時の技術では製造や加工に問題があり、実用レベルにはほど遠いものでした。

 

その後も世界中のあらゆる化学者・研究者によって試行錯誤を繰り返しながら研究開発が進められ、ようやく1900年代初頭にヨーロッパやアメリカにおいて、実用的で錆びにくい鉄-クロムの合金であるステンレスが誕生したのです。 

 

さて、ではここでまたクイズです。

前述したようにステンレスとは鉄を主成分(50%以上)とした合金なのですが、クロムを何%以上含むとステンレスと呼ばれるでしょうか。

 

ヒントは下の図にあります。

上の図は、クロム含有量と耐食性を簡単にグラフ化したものです。

 

ご覧の通りクロム含有量が増えるにつれてどんどん錆びにくくなるのですが、クロム含有量が10.5%の時に赤い線を越えているのが分かりますね。

この線を超えると劇的に錆びにくくなるのですが、言い方をかえるとこの線を超えるまではまだ錆びやすいといえます。

 

ステンレスはstain(ステイン 汚れ=錆)+less(レス ない)ですから、錆びやすくてはステンレスとはいえません。

錆びにくいといえるまでにはクロムが何%必要か、そう、正解は10.5%。 

クロムが10.5%以上含まれて初めてステンレスと呼ばれるのです。

 

ちなみに合金元素が増え、鉄(Fe)が50%を切るようになるとそれはステンレスとは呼ばれず「○○合金」と呼ばれます。

 

鉄とクロムとの出会いがあり、そして何より多くの人々の飽くなき研究と努力の結晶でステンレスが産まれたのですね。

今回のステンレスコラム「ステンレスとは?②鉄とクロムとの出会い、ステンレスの誕生」いかがだったでしょうか。

次回のコラムでは、クロムと錆びにくさがどのように関係しているかを紐解いていきたいと思います。


こちらのコラムでは「よく聞く言葉だけどいまいちピンとこない」「先輩や同僚に今さら聞くのもちょっと恥ずかしいな」というお客様の声にお応えし、なるべく分かりやすい言葉でいろいろな技術や事例を紹介していきます。

 

次回以降もどうぞよろしくお願いいたします。

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